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麻呂殿
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ツイッターで一日ひとつお題で文章書いてるやつのログ

2016/07分



あの人の力になりたい。支えてあげたい。成功させてあげたい。邪魔者を排除したい。邪魔者は排除しなきゃ。あの人以外の成功者はいらない。あの人の成功以外いらない。あの人が成功すればそれでいい。それがいいんだ。…ああ、邪魔だなあ。これも、あれも、それも、全部いらないね?
→相変わらずヤンデレ目指して撃沈し続けてるね…


「手伝ってくれるのかい?」渋々といった様子で手を貸す私ににこやかに応じるこの男はどこまでお気楽なのだろう。きっと思いもしないはずだ。私がなんと言われて育ってきたかなど。齢5つにして定められた伴侶という存在の、年を重ねる毎の重さの増しっぷりよ!
→婚約当時少女5才、男12才。それから10年経ってるけどたまにお食事に行く程度。男は見た目も中身も好青年でそれもまたなんとなく気に入らない。母親からは「そんなんじゃ○○くんに釣り合わないわよ」とよく言われる。でもまあ実は男は7つ下の女の子一筋な割とガチめの変態なので意外と釣り合いは取れている。


これは一体何なのか。たまの休みに実家の縁側で惰眠を貪っていた俺の何が悪かったんだいや俺は悪くない悪くないぞそうだろう!?なのになんで目が覚めたら腹の上に赤ん坊が乗ってすやすやと寝息を立てているんだなんだこれ動けねぇぞ!!!…夢だなもういっかい寝て起きれば解決だ! ※しない
→赤子とそれに慣れていない青年の図が好きです


ただ一振りの、刃のように。そこにある美しい人であった。声をかけるのも躊躇われる鋭さは後ろ姿にだけ宿り、振り返る頃には波も立たぬたおやかな出で立ちであった。一度だけ、尋ねたことがある。無調法な私の問いに眼差しひとつで応えた彼女は真実、一振りの刃であった。
→一族の長のような立場にある戦うし強いし美しいけれどあまり戦いが好きではない女の人と、まだまだ未熟な若い男の話。普段は大人しい口数の少ない和風美人だけど、いざ戦わんとなれば鬼神の如き強さと非情さを見せるよ。過去に何かあったのかな?(知らんがな)


「喧嘩だ!」バタバタと幾人かが私の歩いてきた方向へと走っていく。世の中には野次馬根性上等な人間が意外に多い。普段なら私だってそうだ。むしろ煽るぐらいのことはするだろう。しかし今回ばかりはさすがに遠慮したい。だって、まさか、私が、「私の為に争わないで!」の当事者になるなんて。
→とか言いつつ別に恋愛的な内容の喧嘩ではないと思われる。


背中合わせになる。これから先、私たちの生涯は決して交わる事はないのだろう。それでも今、背中越しに伝わる熱は確かで、それだけが私にとっての希望だった。一歩を踏み出すと途端に背中の温もりが溶けていく。気配すら遠のいてもう戻らない。私の旅路はここから始まる。終わらない昨日を夢見ながら。
→なんだろうね、夢のために恋を諦めるとかなんかそんな感じなんじゃないですかね。同性かもしれんですね、まあ今思いついたんですけど。


美しさにため息が出そうだ。というかこのままだと目が潰れてもおかしくないとさえ感じてしまう。この国の王族を見ていると、過ぎた美しさは暴力であるとつくづく考えさせられる。あの微笑みの圧倒的な威力は、それこそ血族に流れる呪いだ。皆は祝福と呼ぶのだろうけれども。
→綺麗すぎるとそれはそれで面倒そうだよねというお話。


未だ直らない癖がある。話すときに伏し目になってしまうこと。こればかりは、多少人と話すことに慣れた今でも直すことが出来ないでいる。それでも、ふとした瞬間あなたと目が合うと、それはそれは素敵な顔で笑ってくれるから、その顔が見られるのなら、少し頑張って顔を上げてみようと思うのだ。
→まあ薄々察せられてるでしょうけど、まあ多少文香さん意識しましたよね。意識しただけで文香さんではないですけどね。


いい匂いがする。現在午後6時48分。住宅街を歩いて帰宅するには辛い時間帯だ。久しぶりの定時あがりだというのに泣きたくなる。帰ったら自分が作った夜ご飯をひとりで食べるんだ。ああ、さびしいなぁ…。私の料理上手で笑顔が可愛くてしっかり者な嫁、次元の壁を超えて会いに来てくれないかなぁ…。
→ほぼほぼ実体験ですね。好きな二次元キャラを嫁扱いするタイプじゃないんでそこは違いますけども。あと7時前に帰れることもほとんどなかったですね…。


君ならどうするか。挑むような目つきで静かに問うその人はかつて憧れたヒーローだった。世界はちっぽけで、手の届く範囲をそう呼ぶのだと気づいた時、私はヒーローを目指すのを止めた。その日から、立ち尽くすことを自分に課したのだ。だから、決して答えない。その先に救われる誰がいるのだとしても。
→ここでいう「ヒーロー」は正義の味方でもいいんですけど、そのジャンルの先駆者とかのいわゆる「憧れの人」でもあって。そんな風にはなれないんだなと悟って、なれないんなら口を出してはいけないなと考えた律儀な凡人の話。


「手伝ってくれるのかい?」近寄ってきた幼い妹に声をかけると笑顔で何度も頷いた。簡単な用事を頼んだ矢先、得意気に駆け出す様子は心配だが、使用人やばあやもついているのだから大丈夫だろう。後から庭師にも言付けておいた方がいいかもしれない。僕のリトルレディ、どうか僕の分まで健やかに。
→どうしても「リトルレディ」を使いたかったんだなーーーーーー西洋の貴族の青年が普段は厳しい顔ばっかりなのに小さな末妹にだけ甘いのとってもよくないですかーーーーーみたいな話。妹はしょっちゅう「おおきくなったらおにいさまとけっこんするの!」って言ってるよ。周りみんなニッコニコだよ。


ぱあっと花が散るように。最期は潔くあろうと思っていたのです。私の歩んだ道は沢山の徒花が咲き乱れては朽ちてゆく定めでした。そんな私に相応しく、強い風に吹かれて全てを散らそうと願ったのです。花は散った瞬間こそが最も尊いでしょう?それを貴方に託せるなんて、私は随分と果報者でしたのね。
→たぶん上の方にある「ただ一振りの、刃のように。」の女のひと。愛した人もたくさん殺して、信じた人もたくさん裏切って、たくさんのものを捨ててきた人の最期の話。徒花=咲いても実を結ばない花。むだばな。


冷たいものが食べたい。こんな暑い日には冷たい食べ物が一番…だけど、生憎と私の根性無しのお腹はそう易々と冷たい食べ物を受け付けてくれないのだ。食べると絶対壊れるこのお腹、ざるそばすら受け付けないなんて貧弱すぎません!?一番好きな食べ物が冷麺な私は、それでも戦いを挑み続けるのです。
→お腹が弱い人の戦いの話。


ひたひた、ひたひた。眠っていた所に何かの気配を感じる。目を開ける程でもない些細な違和感。再び眠りの中へ。ひたひた、ひたひた。音がした。思わず周りを見回す。何もいない。寝直す。ひたひた、ひた、音が止まる。目が開かない。すぐ近くでヌチャアと音がする。顔に何か生暖かいものが、あ、
→このお題でホラー以外何を書けと???ってなって頑張ったけどホラーなんてどうやって書けと???


星灯りでは何も見えない。だからそっと手を伸ばす。確かな感触が返すのは孤独に他ならない。寄り添う温もりは寂しさを加速させる重力のようで、心だけが沈んでゆく。寂しさの終わりに待ち受けるものを私はまだ知らない。きっと温かで、柔らかで、そしてどこか他人事のようなのだろう。
→ひとりでいるときよりも、ふたりでいるときの方が孤独を感じるよねという話


「喧嘩だ!」大声を出して人を集める男に苦い顔をする者はいない。きっとこれから老若男女が集まって賭けが始まるのだろう。暴力が非難されていた時間も土地ももう遠い彼方。今では数少ない娯楽のひとつだ。賛同は出来なくとも表情に出してはいけない。奴らは常に獲物に飢えているのだから。
→1個下の「灰色の雨が降っている。」を書いてから気づいたけど、ほぼほぼ同じ世界観。


灰色の雨が降っている。この地方では当たり前の光景になって久しい、触れると仄かな刺激が肌を刺す地球の涙。世界の人口が最盛期の4割となった今、旅に出る者は少ない。それでも旅立つ者達はほとんどの場合この地を目指す。通称を「終末都市」。この星に抗う愚か者達が集う地球最後の楽園だ。
→常々中二っぽいやつ書きたい!!!と思ってるんですけどなかなか難しくって。「終末都市」もイマイチだなって思ってたんですけど、このダサさが逆に中二っぽくない???とか血迷ってこうなった。自然破壊とか世界大戦とかあれこれが重なって大気汚染だの酸の雨だの諸々のせいで人類が衰退していってる中、唯一科学の力が生きている都市で、マッドサイエンティスト的な人たちが日夜元気いっぱい趣味と実益を兼ねて滅びに立ち向かっている。そういや最初はこの終末都市に向かってる旅人と道案内に雇われた少女の話だったけど字数のせいで削りに削って跡形もなくなった。ラノベとかだとこの出会いが大きな事件の幕開けなんでしょうね。


懐かしい呼び声を聞いた。それはまどろみの中、夢と現の間にいるからこそ聞こえる声だった。けれど、出来れば聞きたくはなかったのだ。聞いてしまえば囚われる。指先からじわじわと、染み込んでくる声の名残。現に残してきたはずの大切なものたちがほろほろと崩れてゆく。さよならさえ届かない。
→家族で事故にあいひとりだけ生き残ってしまった少年の話。このままだと死んでしまう。ふらふらしてる少年に誰か声をかけて心配してくれたら生存END。誰もいなかったら神隠しのように消えてしまうENDです。


その瞳にひきこまれる。かつての僕も、この瞳を持っていたのだった。大人になり、失くしてしまったものはたくさんあって忘れていたけれど、こうして同年代のキラキラした瞳を目の当たりにすると、ほんの少しの物悲しさと、出来ればそのまま進んでくれという勝手な願いを抱いてしまう。僕は、愚かだ。
→夢を忘れた大人の前に、夢を持つ大人が現れた!こうかは ばつぐんだ !


ただ一振りの、刃のように。そのように生きていこうと誓ったのです。この不合理な世界で貴方に近づく為に私が出来る事はとても限られていてそれなのにお手本である貴方はちっとも応えてはくれないのですから少しばかり物騒な手段も取るはめになりましたが、とてもよく、切れるのですよ?
→上の「ただ一振りの、刃のように。」の女の人に憧れたけどそうはなれずに歪んでしまった人の話。この後女の人に斬られる。彼女の絶望がまたひとつ。


両天秤にかけるとしよう。左手にはあの少女を。この世の全てを愛するキラキラと輝かんばかりの魂を持つふざけた少女を。右手にはあの男を。狂ったように世界を憎む恐れを捨てた尊き男を。掬って、壊して、そして救って。この先はきっと地獄で、だからこそ意味がある。
→両天秤にかける=どちらになっても自分は損のないように、両方に関係をつけておくこと。要するに二股ですわな。どこかで左手は受け取る手、右手は与える手っていうのを聞いたので(ググってもイマイチ原典わかんないんですが)(宗教系?)。


その背に翼があったなら。高く空へと舞い上がり、あの太陽を目指しましょう。蝋で出来た翼なら、溶けて落ちてしまうけど、私の翼は大丈夫。たどり着くまで羽ばたきましょう。疲れは感じられません。恐れは持ってなどいません。そうして着いた彼の場所で、燃え尽き至るははじまりの園。
→五七調。「彼の場所で」の「彼の」は「かの」


これは一体何なのか。答える者は誰もいない。だからそうっと触れてみる。ほわほわと温かくて柔らかい。なのに続けて触っていると痺れのような刺激が走る。手放したい気もするけれど、持ち続けなければいけない気もする。手放してしまったが最後、自分が自分でなくなるような、そんな気が。
→これなんだっけな…たぶん憎んでたものを愛してしまって苦しくて捨て去りたいのに自分の根幹に根を張りすぎてこの感情を捨ててしまったらそれこそ自分ではなくなってしまうけどでも、みたいな感じ…だった気が


その背に翼があったなら。あなた、私を置いてゆくでしょう?内緒話のようにひそめられた声がむき出しの肩にあたり少しこそばゆい。絡めていた指を、解いて、撫でて、また絡める。とろりとした瞳が微睡みの甘さを伝えてくるけれど、これだけは言わせておくれ。「君に会いに行くために使うよ」
→気障い。でもこのふたりプラトニックだよ。


猫のあやし方など知らない。だというのに3日間だけ、と押し付けられてしまった。とりあえず風呂に入れ、人肌に温めたミルクを与えると警戒しつつも飲み干したので安堵する。人に慣れていない様子に心は痛むが、ベッドの中心を陣取られると流石に釈然としない。この間はソファで寝るはめになりそうだ。
→猫という名の小さな子ども。事件の渦中にいる子どもを保護した大人。このまま引き取ってもいいし、親元に帰って二度と会わない小さな(あたたかい)思い出になってもいいし、数年後に子どもがひょっこり会いに来て押しかけ女房してもいいと思います。


真白の雪が降り積もる。それを、灰色の大地を浄化する神様の情けと考える人間もいれば、灰色の大地を侵していく神様の裁きと考える人間もいた。そのどちらも正解で、きっと神様は人間など見てはいないのだ。今日も明日も明後日も、真白の雪は降り積もる。私たちが、生き抜く限り。
→最初は「灰色の雨が降っている。」と同じ世界観にしようと思ってたけど文字数に打ちのめされて特に関係ない話に落ち着いた。

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