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麻呂殿
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ツイッターの方で6/11から一日ひとつお題で文章書いてるやつのログ

2016/06分






「痛みにはもう慣れた」
笑って 笑って 生きていかせて

「罪の共有」
あなたとのさいごのおもいでね

「それを希望と呼ぶのなら」
あなたはなんて悲しいひと

「鈴をつける」
くまさんこちら 音(ね)の鳴る方へ!

「奇跡を抱える」
お腹にあなたの子がいるわ

「歩くような速さで」
君の香りが遠ざかっていく


心が満たされるまで。読む。読む。読む。私が知らない世界を、私が知らない愛を、私が知らないかなしみを。読む。読む。読む。
撫でる本の表紙は、今日も少し、乾いている。
→初めてなのでそれっぽくしたかった。


まだまだ、まだまだ青い。そう言うとお爺様はにんまりと笑うのです。私の精一杯の反抗は文字通り、児戯にも等しいのでしょう。せめて涙は流すまいと、お爺様を睨むように見据えます。その、更に深くなった笑みを、強く、強く。ああ、どうして私は、この人の血をこうも強く継いでいるのでしょう。
まだまだ、まだまだ青い。そう口にすると自然と儂の口角はにんまりと上がった。目の前に座る小さな我が孫娘を見ると愉快でたまらんのだが、どうやらその孫娘にはとんと嫌われてしもうたようだ。この一族で最も儂に近い、かわいいかわいい我が孫娘。お前の行く末を楽しみにしておるよ。
→どっちがいいか決めきれずに両方乗せた。旧家の隠居したくせに絶大な権力を持つお爺ちゃんとそれに反抗する孫娘(中学生)のイメージ。でも、数多くいるお爺ちゃんの子ども&孫の中でもこの子が一番お爺ちゃんそっくりだという話。多分共通の敵とか出てきたらめっちゃ仲良くなるし、孫が彼氏連れてきたらお爺ちゃんがめっちゃ気に入っちゃってそこから関係が更に悪化するかもしくは奇跡的に回復するかの両極端な二人。


滔々と歌う声は大河のようだ。その流れは大いなる母の愛を思わせ甘い調べが満ちた空間は僕たちの心の重荷をそっと取り除いてくれたしその抱擁はあっハイ、デート中のコンサートで寝た俺が悪かったですごめんなさい。
→本当なら、歌ってる人は世界でも有数の歌姫なんだけど、何故かというと昔恋人と一緒に乗ってた車で事故にあって恋人死亡&本人も目が見えなくなり足も不自由にとかいう重い過去が人を揺さぶる感情云々とかいう話になるはずだったし、登場人物が変わっただけでまあ実際そういうことです。


そっと手紙に封をする。たくさんのことを書いた。あなたとの思い出を少しづつ、でもたくさん。あなたと出会った日のこと、一緒に宿題をしたこと、夏祭りに行ったこと、泣きながら雨にうたれたこと。さあ、この手紙を引出しの奥に仕舞って、この恋を終わりにしよう。明日からは二人で愛を育むのだから。
→これも最初は政略結婚する奥さんが最後に別れさせられた恋人に向けて手紙を云々のはずだったけど、明るい話がいいよねと思ってこうなった。二人は明日入籍です。きっと十数年後に子どもに見つかって手紙読まれると思う。


「手伝ってくれるのかい?」先生はそうやって、私の下心をただの親切にすり替えてしまう。だから私も善良な生徒の顔をするしかなくなってしまうのだ。先生はわざとやっているの?だとしたら、とても正しいけど、少しずるい。あと1年と9ヶ月、そのずるさを少しは崩せるといいのだけど。
→栄えある最初の「手伝ってくれるのかい?」です。なんでこのお題だけこんな頻繁に出るのかな???先生×生徒っていいよね!!!!!という気持ちでいっぱいです。この先生、どうなんでしょうね。でも多分、卒業した後に告白したら付き合ってくれるよ。


喜ぶ顔を見せてほしい。悲しむ顔を見せてほしい。怒る顔を見せてほしい。絶望の顔を見せてほしい。狂った顔を見せてほしい。全部全部見せてほしい。私が知らないあなたの顔なんてこの世にあってはならないの。そのひとつひとつを全部私に向けてくれなきゃ嫌よ。私たち、もっともっと仲良くなれるわ。
→ヤンデレ目指して撃沈


溢れだす気持ちを何と呼ぼう。そのしなやかな脚も、繊細に動く手も、強くこちらを見据える瞳も、俺を釘付けにする。お前こそが俺の運命の相手。俺はこの胸の高鳴りを抱えたまま、お前の一挙手一投足の全てを見つめ続けるのだろう。ふたり殺し合うその日まで。
→殺し愛っていいよねって思って撃沈


最近声を聞いていない。誰の声を?誰の声も。もちろん、己の声すら聞いていない。ここに住み着いて2週間、誰とも会うことはなかった。起きて、食べて、畑を耕し、食べて、寝る。それだけのシンプルな生活に声は必要なかった。ああ、それでも、木々や水や蛙に鈴虫。自然の声はこの家に溢れていた。
→都会が嫌になって田舎に家と畑を買った30~40代くらいのおっさんのつもり。金ならあるので晴耕雨読を目指してる。でもそのうち近所のおばさんに目をつけられてあれよあれよという間に近所の飲み会とかに出席させられてるし気づいたら押しかけ恋人みたいなのも出来てる(満更でもない)。


誰の影を踏んでいるの。その影には追いつけないのよ。遠く、遠くに伸びるその影には決して追いつけない。追いついてはいけないの。光の道を進めとは言わない。光になれとも言わない。けれど、その影を踏み続けることだけは、お願いだからやめてちょうだい。
→なんか死んじゃいそうな義弟を心配する義姉のイメージ。いとことか近所のお姉さんとかでも


そうしてまた沈みゆく。幾度となく見た光景で、最早なんの感慨も起きやしない。領主の邸の裏、森の奥深くにある誰も近寄らない底無し沼。この土地の子どもは悪さをするとこの沼に沈めるぞと叱られながら育つ。まさか本当に「悪いこと」をした人間が呑み込まれているとも知らずに。
→帝国とか貴族とか出てくるファンタジー読んでたからつい。


溢れ出す気持ちを何と呼ぼう。初めはただ引き合わされ仕えたのだった。けれどあなたの人柄を知り、心を知り、信念を知った。飾らぬ笑顔を見て、零れぬ涙を見て、耐える強さを見た。私がただひとり剣を捧げる我が君よ、この命尽きるまで、私をどうかあなたの傍に。
→騎士の忠誠心に恋も愛も欲も全てをひっくるめて欲しいと思いつつ撃沈


その背に翼があったなら。きっと君は、沢山の場所へ行くだろう。私の元へ帰ってくる度に、笑顔でお土産話をしてくれるね。私はそれを、テーブルに乗り切らない程の料理を作りながら聞くよ。でもきっと、ある日唐突に、ここへ帰ってこなくなるんだろうね。そんなことないよと、君は言うだろうけど。
→実際半年後くらいにふらりと出て行って帰ってこない


そろそろ医者にかかろうか。もう具合が悪くなって三日だよ。いい加減覚悟を決めなさい。は?殺される?何を言っているんだ君は、そんなことあるわけ…はぁ?いや、ちょっと待て、それは本当かい?具合が悪くて気が滅入ってるわけではなく?よしわかった、詳しく聞くから君はすぐに体を治しなさい。
→医者にかかろうといっているのにすぐ治せと言ってるのが笑いどころです(わからんわ)


「虹の根元に何がある?」「何もないわ」「星空の上に何がある?」「何もないわ」「雲の向こうに何がある?」「何もないわ」「夕闇の奥に何がある?」「何もないわ」「朝靄の先に何がある?」「何もないわ」「僕には何がある?」「何もないわ、何もないの、あなたには。だってあなたはもう、」
→だいぶ手抜きですね


指先がなぞりゆく。左腕をたどるその感触に笑い声を漏らすと、揺れたことが不満なのか、抗議のようにぐりぐりと肘の骨を押し始めた。この腕の中に収まる小さな少女を、守りたいなぁとは思うけれど、難しいだろうなぁとも感じる。せめてこの子がひとりで立てるまでは、隣で手を繋いでいたいのだけれど。
→きょうだいの忘れ形見を育てたいと思う大学生~新入社員の青年


理想郷なるものがあるという。それは僕のような人間でも君を幸せに出来た世界なのだろうか。白い部屋、ベッドの上に横たわる、君の細い腕を握りしめた感触を、僕はまだ覚えている。か細い声で僕の名前を呼んだ君の瞳は虚ろで、その中に映り込むのが僕だけだと思うとただただ悲しいだけだった。
→死病にかかった妻と夫


遠く聞こえる童の声。
ちりちりと鳴る風鈴の音。
お天道様はじりじりと。
時折吹く風、熱を持つ。

夏が、来た。
→大正から昭和にかけてのイメージで、最初風鈴のところは機織りの音だったんですけど、ちょっと調べたら機織りは冬にすることが多いって書いてあって断念。結果風鈴でよかったと思う次第。「童」ってやっぱり「わらべ」?何度見ても「わらし」と読んでしまう…。


なんでもないと笑って見せた。その顔が笑ってると思っているのはあなただけだよ。あなたは優しい人だけど、その優しさを自分に向けられないのが弱さなのかな。私だけでも、あなたの重荷に巻き込んで。あなたの優しさも、私の優しさも、あなたに向けるべきものだから。
→弱さを見せないキャラってズルいよねと思いつつ撃沈
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